「部屋探し」「引越し」に慣れている人は少ないはず。
でも、何をすればいいのか、どうやって進めればいいのかをきちんと知れば、決して難しくはありません。
まずは「STEP」別でわかりやすいこのマニュアルを読んで、思い通りの住み替えを実現しましょう。
どうやって探す?借りる?借りたい人の部屋探しマニュアル
お部屋を借りるときは、探すお部屋の家賃の上限を決めましょう。
賃貸では必ず家賃の支払いがありますので、無理のない金額を設定しましょう。
よく家賃を決めるときは「家賃は収入の30%/月くらいまで」と言われます。
ボーナスがある人はそれを含めた年収をベースにして決めるという考え方もあります。実際の収入に当てはめてみると、年収総額300万円なら300万÷12×30%=75,000円、年収500万円なら500万÷12×30%=125,000円ということになります。ただ実際には地域差があり、首都圏など家賃が高い地域ではかなり収入がないと30%以内に収まる物件が見つけられないなんてこともあります。家賃の条件は年収総額の30%という数字を参考にしながら、自分自身の事情に合わせてしっかりと考える必要があります。
予算がきまったらいよいよ物件探し!
まずは物件の立地を考えましょう。便利なお店の集まる地域?
駅近くの物件?海の近くや自然を感じる丘の上?学校や職場の近くにして通勤時間を短くしてみる?最適な立地条件は人それぞれ、自分に合う場所を探してみましょう。
私たち飯野不動産は横須賀出身、横須賀在住の営業マンが多数在籍しております。
他県からお越しのお客様にもご満足いただけるように、物件のある立地の情報もたくさんお伝えしております。地域密着型の飯野不動産だからできる接客を丁寧に行っておりますので、安心してご来店くださいませ。(オンラインでの内見も可能ですお気軽にお問い合わせください。)
図面を見ると1Kや3LDKなど数字とアルファベットが書いてありますね。
このうち「1」はお部屋の数をあらわし、アルファベットは「K=キッチン」「D=ダイニング」「L=リビング」を表しております。
「3LDK」はリビング・ダイニング・キッチンが一体化した広いスペースと加えて2部屋ある間取り、「1K」はキッチンともう一部屋ある間取りということです。
家賃上限の中でなるべく理想の物件を探したいですね。
そのために普段の生活をイメージしながら必要な条件を上げてみましょう。
【立地に関わる条件】
駅から近いことや、日当たりが良いこと、商業施設から近いことなど…
【建物の構造に関わる条件】
築年数やエレベーターの有無、木造建築か鉄骨造かなど…
【設備に関わる条件】
オートロック、モニター付きインターホンの有無、お風呂トイレ別など…
条件は出そろいましたか?
考えてみると色々な条件をそろえてしまいがちですが、忘れてはいけないのが予算とお引越しの理由です。
すべての条件を満たそうとすると、当然家賃も高くなってしまいます。そこで、先ほど考えた条件をランク付けしてみましょう。
なるべく条件を多く満たす理想に近い物件を探しましょう。
一般的に単身者は日中は部屋を留守にすることが多いので駅近が第一条件になりそうですが、最近ではテレワークなどで自然豊かな場所を選ばれる方もいらっしゃいます。
また、すべての希望条件に合わなくても、引越理由に最も沿った物件に入居できれば素敵な新生活が待っているはずです。
物件を見学するにあたって、あらかじめ持ち込もうとしている家具の大きさをあらかじめ測っておくとうっかり入らなかった!なんてことも減るかもしれません。
実際のお部屋を見ると収納の大きさや眺望、実際の日当たりなど、間取り図では分からなかった情報が分かってきますね。
実際に暮らすことをイメージしながら内見してみると自分に合った物件がだんだん見えてくるでしょう。
入居のお申込みするためにはいよいよ「入居申込書」に必要事項を記入して大家さんに提出します。
氏名や電話番号、勤務先、年収、勤続年数を書き込むことが一般的です。
また連帯保証人が必要な物件の場合は、連帯保証人になる人の勤務先や年収、勤続年数を求められることもありますので準備をしておきましょう。(連帯保証人になると大きな責任を負うことになりますから、頼んでもすぐにOKしてもらえない場合もあるでしょう。なので事前に相談をしておくことが大切です)
入居審査とは、記入された「入居申込書」をもとに大家さんが「この人にお部屋を貸しても問題ないか」を検討・判断するものです。入居申込書類を提出して初めて物件の募集を止めることができます。
もし自分が大家さんなら、大切なお家を「どんな人に貸すか」はとても気になりますよね。
入居申し込みがあったときに、その人はどんな人か?家賃はしっかり支払えそうかなどを審査して「安心して貸せそうだ」と大家さんに判断していただければ契約を結ぶことができます。
入居審査を受けるために必要な書類は一般的には、本人の収入照明(源泉徴収票など)と印鑑証明、連帯保証人の収入証明(源泉徴収票など)と印鑑証明、同意書などが必要になります。
入居審査をパスして、いよいよ契約!の前に物件の状態や契約の内容の説明を行う「重要事項説明」という大切な手続きがあります。重要事項説明は不動産取引において、契約の前に必ず行うよう「宅地建物取引業法」で定められています。契約前に物件や契約内容の詳細から法的な制限までを確認する大切な機会ですから、後悔しないためにしっかり説明を聞きましょう!
重要事項説明が終了したらいよいよ契約です!
契約の日時が決まったら事前に必要書類を準備しましょう。
中にはすぐに用意できないものもあるので出来るだけ早く準備に取り掛かるのがおすすめです。
必要な書類は物件によって異なりますが、下記のようなものを求められるのが一般的です
【借りる方の必要書類】
☑身分証明書
運転免許証や保険証のコピー
☑住民票
契約者だけでなく、入居者全員の分が必要とされることもあります。通常、発行期間が定められています(発行より3か月以内)
☑印鑑および印鑑証明
印鑑証明を貰うためには自治体で事前に印鑑登録をしておく必要があります。発行に数日かかる場合があります。
☑収入を証明する書類
源泉徴収票、または納税証明書など
☑銀行届出印
家賃の支払いが金融機関からの口座振替の場合必要
【保証人の必要書類】
☑連帯保証人の住民票や印鑑証明書
必要な場合はあらかじめ連帯保証人に交付を受けてもらうようお願いしましょう。
☑連帯保証人の収入証明
物件によっては必要な場合があります。
☑連帯保証人の承諾書
連帯保証人になってくれる方に署名捺印をしてもらいましょう。
契約に備えて、お金も書類とあわせて準備をしましょう。
初期費用は大きな金額になることが多いので、事前に準備をすることが大切です。
費用の支払い方法についても、費用の種類によって支払い方法が異なるので事前に確認しておくことが大切です。
【契約時に必要なお金】
(おおよそ賃料の5~6か月分ほどかかるのが一般的です)
・敷金
・礼金
・家賃 当月の日割り家賃と翌月の家賃
・鍵の交換費用
・仲介手数料
・損害保険料 火災保険など
・保証料
連帯保証人の代わりに保証会社を利用する場合は家賃保証会社に支払います
無事に契約が完了したら、新しい我が家にいよいよ引越です。
小規模の引っ越しなら家族や友達にお手伝いを頼めば大丈夫かもしれませんが、やはりプロの引っ越し業者は専用の梱包材や運搬車両がそろっているので安心です。
うっかりエレベーターなどの共用部分を傷つけてしまった…なんてこともプロに頼めば心配しなくて大丈夫ですね。
弊社からも引越業者の紹介が可能なので、迷ってしまいましたらお気軽にご相談ください。
★事前にそろえておきたい日用品
新しい部屋に入ってトイレを使ったけど、トイレットペーパー用意していなかった!なんてこともたまにお客様から失敗談をうかがいます。
そうならないために消耗品は準備しておくといいでしょう。
☑トイレットペーパー
☑タオル
☑石鹸
☑シャンプー・リンス
☑歯磨きセット
☑ゴミ箱・ゴミ袋
☑鍋など調理器具
☑食器やコップ
☑食器用洗剤・スポンジ
などなど…
★電気・ガス・水道などの手続き
引っ越しの前に、説明された各種ライフライン業者に使用開始の連絡をしましょう。
ガスはガス会社の担当者の立ち合いが開栓に際して必要になります。
繁忙期シーズンでは希望日時にアポイントの取得ができないこともありますので、入居開始日が決まったら早めに連絡しましょう。
★鍵を貰ったら新居の現状確認をしましょう
お部屋に家具が入る前にやっておかなければいけないのが、現状確認です。
床や壁紙が傷ついていないか、など入居時のチェックシートにチェックをして管理会社に提出しましょう。入居以前にあった傷などをチェックし証拠を残しておくことで退去時に指摘された不具合が自分の責任でないことを証明することが出来ます、退去時の敷金トラブルを避けるためにも大切なひと手間です。
☑床や壁 傷や汚れ焦げ跡などないか
☑水回り 水漏れしていないか等
☑建具 ドア・ふすまやサッシなどを動かしてスムーズに動くか確認しましょう
★マンションやアパートでは居住者へのルールがある場合があります。
特約や禁止事項は、重要事項説明書に記載があり説明されているはずですが、
ゴミ出しのルールなど細かい決まり事は共用部の掲示板などに掲示されている場合があるのでそれに従いましょう。
しっかりと準備をして、素晴らしい新生活をお過ごしください