今まではあまり意識してみていなかったのですが、屋根のかけ方でその家のイメージがガラッと変わりますよね!
屋根の形は一体何種類くらいあるのでしょうか…ということで、今回は屋根🏠の形に注目してみたいと思います。
一般住宅に用いられる屋根の形は主に5種類あります。
①切妻屋根(きりづまやね)
最も一般的で馴染みのある屋根であり、屋根の頂上から地上に向かって本を開いて逆さまに被せたような形状です。
屋根で覆われていない三角に見える部分を「妻側」、屋根がある部分を「平側」と言います。
雨漏りがしにくく、メンテナンスもしやすい他、換気もしやすい等のメリットがあります。
②寄棟屋根(よせむねやね)
中央にある大棟から四方に傾斜面のある屋根です。
寺院等でも良く見かけ、街になじみやすく落ち着きのある印象の外観デザインになります。
寄棟のメリットとしては耐風性に強く、雨水を分散して流すことが可能です。
③方形屋根(ほうぎょうやね)
屋根の1か所が頂点になっている四角錘(ピラミッド型)の形状の屋根です。
正方形に近い形の建物等に用いられています。
寄棟屋根にも似た形ですが、寄棟屋根にある直線状の大棟が方形屋根にはありません。
雨や風に強く、雨水を分散して流すことが可能です。
④片流れ屋根(かたながれやね)
片側にだけ流れる一枚板の屋根です。
直線的な形状のため、スタイリッシュな印象の建物に多いデザインです。
省スペース・斜線制限に対応できる等、住宅密集地に重宝されます。
⑤陸屋根(りくやね・ろくやね)
平面上なフラットな形の屋根を陸屋根といいます。屋上のある家やRC造のマンションやビル等で用いられる屋根です。
片流れ屋根と同様にスタイリッシュな印象です。
屋上の活用も可能なところも魅力で、メンテナンスがしやすいですが、勾配がないことで排水性には難があります。
一部ですが、代表的な屋根の種類を簡単にご紹介してみました。
このほかにもまだまだ数種類の形状があり、改めて、特徴もそれぞれ違うことを知る良い機会になりました。
住宅を新築される際にはお好みのデザインや特徴によって選ぶこともできますね。